...狐格子がはめこんであり...
豊島与志雄 「オランウータン」
...狐格子の中の暗がりには...
豊島与志雄 「オランウータン」
...狐格子が立てきってあり...
豊島与志雄 「非情の愛」
...その狐格子をも取り除いてしまったら...
豊島与志雄 「非情の愛」
...辻堂の狐格子だの...
直木三十五 「南国太平記」
...この座敷には狐格子(きつねごうし)の丈夫な障子がまた一枚あります...
中里介山 「大菩薩峠」
...狐格子に結んである夥(おびただ)しい紙片(かみきれ)を調べましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「昨夜縁結びを妻恋様の狐格子に結えたのは誰だい」平次はいつもにない冷たい調子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「狐格子で何か細工をしている若い娘...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どこの稲荷さまの持物だか狐格子の扉...
山本笑月 「明治世相百話」
...庭園の隅の休憩所に擬した物に壁へ鍵の手に狐格子(きつねがうし)を廻(めぐ)らし其(その)上に刷硝子(すりがらす)の角行灯(かくあんどう)を掛けて中に電灯を点(つ)け...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...狐格子の前に腰を据えていた侍は...
吉川英治 「剣難女難」
...狐格子の前に立ち...
吉川英治 「剣難女難」
...蜘蛛(くも)の巣(す)だらけな狐格子(きつねごうし)のなかから...
吉川英治 「神州天馬侠」
...白旗(しらはた)の宮(みや)の狐格子(きつねごうし)がなかからあいた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...誓文神(せいもんじん)の狐格子(きつねごうし)をふり仰いで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...と――狐格子の前に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「あ! ことによると」と誓文神(せいもんじん)の狐格子をポンと押して覗(のぞ)きこんだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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