...他意のない素直できっぱりした物言いを紳士的に品よく行う...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...彼がお客を断る時のぶっきらぼうな物言い...
谷崎潤一郎 「細雪」
...悦子に比べると物言いなどもずっと落ち着いて大人びていたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...僕にそういう物言いはよして貰いたいね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...吾々の物言いを見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...残らず始末を致して参りましたはずでございますが、もしや、一品二品、取残しがございましても、あんな際の時でございますから、ごかんべんが願いたいので……ともかくも、石巻の田代屋というのをたずねてお越しになって、駒井の殿様のお着きをお待ち下さいませ」態度のいけ図々しいのに反して、その取りしきりぶりと、物言いとは、行届ききったもののようですから、白雲がいよいよ手がつけられない気持がしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...いっそう無気味なる物言いと受取れないではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんまり自分の物言いぶりが過ぎたと感じ...
中里介山 「大菩薩峠」
...物言い度気(たげ)に十次郎の顔を差し覗いて居ります...
野村胡堂 「踊る美人像」
...穏やかなうちに品のある物言いも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物言いがハキハキして――」「そんな事を訊いてるんじゃねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か突っかかりそうな物言いです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物言いの柔らかさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物言いや表情や身のこなしに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ベーカーも亦(また)物言い度気(たげ)な眼をしばたたきましたが...
野村胡堂 「天才兄妹」
...八の女毎度馴々(なれなれ)しく物言い懸ける...
南方熊楠 「十二支考」
...そこには卒直な物言いの人の知らないような...
和辻哲郎 「藤村の個性」
...しかし物言いさがなき世間の口に好色の人として名高い「光源氏」については...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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