...暫らく物珍しい眼を離さなかつた...
芥川龍之介 「秋」
...僕にはやはり物珍しい...
芥川龍之介 「点心」
...私は物珍しい眼を挙げて...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...葉子は一か月の余も遠のいていた新聞紙を物珍しいものに思ってざっと目をとおし始めた...
有島武郎 「或る女」
...まことに物珍しい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...図‐229この物珍しい経験の後に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私たちが近よると物珍しいと見えて...
上村松園 「中支遊記」
...私は物珍しいのでそれをスケッチした...
上村松園 「余齢初旅」
...タールや潮(しお)の香も何か物珍しいものだった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...八 黒焼き学生時代に東京へ出て来て物珍しい気持ちで町を歩いているうちに偶然出くわして特別な興味を感じたものの一つは眼鏡橋(めがねばし)すなわち今の万世橋(まんせいばし)から上野(うえの)のほうへ向かって行く途中の左側に二軒...
寺田寅彦 「自由画稿」
...互いにいくらか物珍しい興味をもって交渉しているのである...
寺田寅彦 「千人針」
...何という事もなく物珍しい心持がして...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...その光景はかなり物珍しい見物(みもの)でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...物珍しい建築として見るのではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...一寸聞くと物珍しいようであるが...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...それが物珍しい奈良界隈(かいわい)の都会的な物への物欲に移行していって...
吉川英治 「私本太平記」
...物珍しいものでも見るように...
吉川英治 「日本名婦伝」
...わけもなく物珍しい好奇心に唆(そそ)られていたのであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??