...暫らく物珍しい眼を離さなかつた...
芥川龍之介 「秋」
...僕にはやはり物珍しい...
芥川龍之介 「点心」
...図‐229この物珍しい経験の後に...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私たちが近よると物珍しいと見えて...
上村松園 「中支遊記」
...タールや潮(しお)の香も何か物珍しいものだった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...子供達は何事も物珍しいと見え...
谷崎潤一郎 「細雪」
...八 黒焼き学生時代に東京へ出て来て物珍しい気持ちで町を歩いているうちに偶然出くわして特別な興味を感じたものの一つは眼鏡橋(めがねばし)すなわち今の万世橋(まんせいばし)から上野(うえの)のほうへ向かって行く途中の左側に二軒...
寺田寅彦 「自由画稿」
...互いにいくらか物珍しい興味をもって交渉しているのである...
寺田寅彦 「千人針」
...その物珍しい背景からお話ししましょう...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...この道程(みちのり)もさほど遠いとも思わず初めの中(うち)は物珍しいのでかえって楽しかった...
永井荷風 「日和下駄」
...物珍しい一行を見てしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...物珍しい目で船の内外を見廻しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...その光景はかなり物珍しい見物(みもの)でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...物珍しい建築として見るのではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...一寸聞くと物珍しいようであるが...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...物珍しい生き生きした気持で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...一層明るくまた物珍しい淋しさを瀧子の心に感じさせる...
「鏡の中の月」
...物珍しいものでも見るように...
吉川英治 「日本名婦伝」
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