...物好きもあったもんですねえ...
有島武郎 「或る女」
...私の外曾祖父というのは戯作好きでも書物好きでも...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...物好きな読者かなんかのいたずらじゃないんですか...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...いくら俺が物好きだって...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...物好きなお前さんを煙に巻いたというわけさ...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...長い物好きな女の哲学には...
薄田泣菫 「茶話」
...物好きな研究家(研究家といふものは物好きと麺麭(パン)と水とだけで生きて往(ゆ)かれる安価な人間である)が...
薄田泣菫 「茶話」
...或る物好きな男がそっと夫人に質(たゞ)して見るなどのことがあったが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...必ずしも物好きと...
中里介山 「大菩薩峠」
...中には只の物好きな見物人のやうな顔をして「拝み」に来る信徒の女もゐた...
長與善郎 「青銅の基督」
...法外の果物好きなので...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...物好きな眼の前へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸の町を駆けて来るというのは物好きや芝居気では出来ないことです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あいつは物好きで三田公に惚れてやあがるんだぜ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...決して物好きからではない...
武者金吉 「地震なまず」
...いやしき物好きにもあらず...
森鴎外 「文づかい」
...調べ物に来るには少し物好きすぎたかと思った...
横光利一 「旅愁」
...物好きに出掛けて見ると其れは此律賓(フイリツピン)の女であつた相(さう)だ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??