例文・使い方一覧でみる「片田舎」の意味
スポンサーリンク...彼は片田舎で育った... 
...僕は片田舎暮らしに憧れている...
...彼女は片田舎の小さな町に住んでいる...
...子供の頃、私は片田舎での生活を楽しんだ...
...日本の片田舎での風景は美しい...
...何しろ九州の片田舎（かたいなか）でしょう...
芥川龍之介 「文放古」
...片田舎の事でもあり...
石川啄木 「二筋の血」
...片田舎の面疱（にきび）だらけの心得違（こころえちがい）の教員なぞじゃあるまいし...
泉鏡花 「薄紅梅」
...マッチの火これは露西亜の片田舎にある一軒屋で起きた事柄だ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...・雨だれの音も年とつた・一寝入してまた旅のたより書く酔ひざめの水をさがすや竹田の宿で朝の鶏で犬にくはれた谷の紅葉のしたゝる水です・しぐるゝ山芋を掘つてゐるぼう／＼として山霧につゝまれる・いちにちわれとわが足音を聴きつゝ歩む・水飲んで尿して去るこゝは片田舎だけれど...
種田山頭火 「行乞記」
...その中でのきわめて辺鄙（へんぴ）な片田舎（かたいなか）の一隅（いちぐう）に押しやられて...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...ある片田舎（かたいなか）の村に...
豊島与志雄 「キンショキショキ」
...どんな辺鄙な片田舎でも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...そのころの牛込馬場下はのての片田舎としてはかなり繁華な一部落であったらしい...
正岡容 「我が圓朝研究」
...片田舎とて侮（あなど）り給はば思はぬ不覚を取り給ふべし...
正岡子規 「旅」
...片田舎の町外れとでもいった感じである...
松濤明 「春の遠山入り」
...これも片田舎で出来る事ですが玉子一個（ひとつ）の白身ばかりへ少しの砂糖を混ぜて...
村井弦斎 「食道楽」
...おまけにこんな片田舎の高い山の上で行われた犯罪ですから...
夢野久作 「復讐」
...片田舎の小吏より...
吉川英治 「大岡越前」
...豊後（ぶんご）の片田舎に郷士の子としていた自分の才を認めて...
吉川英治 「大谷刑部」
...ついこの頃尾張の片田舎から時を得て...
吉川英治 「新書太閤記」
...それから片田舎の眼界を...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...「――いや、日常の行いなどは、いずれでもいいが、佐殿も、この片田舎に、十七年となっては、眼界までが、伊豆半国にとどまり世を大処から広く見る眼を、お忘れありはしまいかな...
吉川英治 「源頼朝」
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