...直(すぐ)に仕事にかかれるやうに机の上を片づける...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...要するにいっさいの荒々しき作業を片づける...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...一発で片づけるよ」ふしぎふしぎ...
海野十三 「少年探偵長」
...この時社会を自然的な乃至一般に超歴史的な諸関係としてのみ理解し片づける理由は何処にもあり得ない...
戸坂潤 「科学方法論」
...そういう意識の表現の類として片づけることは出来ない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...街の中の雪を片づけるために...
中谷宇吉郎 「雪」
...腹違の妹を片づけるにただの箪笥(たんす)と長持で承知するような母親ではない...
夏目漱石 「虞美人草」
...そろそろどこかへ片づける必要が逼(せま)って来るだろうね...
夏目漱石 「行人」
...汚れものを片づけるべし...
林芙美子 「新版 放浪記」
...勿論私は出来るだけキチンと事務は片づけるようにいたします...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それを片づけるのも主として鼠に任せてあるが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...物を片づけるということが私はなにより嫌いで...
山本周五郎 「青べか物語」
...いざ片づけるとなると...
山本周五郎 「さぶ」
...そのくらいの写し物は二日か三日で片づける...
山本周五郎 「へちまの木」
...一方を片づけると...
吉川英治 「三国志」
...おれが片づけるから...
吉川英治 「平の将門」
...片づけるにも及ぶまい...
吉川英治 「平の将門」
...――しかしこれは片づける事自身に対する反感ではなくて...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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