...七秋晴の気も爽やかなる日に...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...ヲサナイ歌モ多カラウ「いいえ、すがたは爽やか、しらべは天然の妙音、まことに眼のさめる思ひのお歌ばかりでございまするが、おゆるし下さりませ、無頼の世捨人の言葉でございます、嘘をおよみにならぬやうに願ひまする...
太宰治 「右大臣実朝」
...海は変わりなく爽やかで...
富田常雄 「面」
...如何(いか)にも爽やかな感じである...
中島敦 「環礁」
...梅雨晴れの爽やかな日は續きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夢が覚めてから少許はただ爽やかな気持で居たが...
原民喜 「淡雪」
...身体のうちが爽やかで...
久生十蘭 「金狼」
...いとも爽やかな声が彼等の頭上で聞えた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...終日の働きで爽やかな疲れを覚へた身を...
牧野信一 「祝福された星の歌」
...爽やかで、初夏らしく暑い...
宮本百合子 「木蔭の椽」
...ベッドの白いシーツが朝日を爽やかにうけています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...爽やかな気持で彼の眼を見あげた...
山本周五郎 「おばな沢」
...谿流の音が高く爽やかに...
山本周五郎 「契りきぬ」
...爽やかな朝の日光が...
山本周五郎 「日本婦道記」
...樹々の葉のあまい匂と爽やかな花の香がほのかにしみこんでいる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...主馬は爽やかな、緊張した、活気の溢(あふ)れるような顔つきで、つかつかと入って来て坐った...
山本周五郎 「山彦乙女」
...頂上の夜明の梵音を聴く心地は塵俗の外の爽やかさであつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...ことばは爽やかで...
吉川英治 「平の将門」
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