...燃えるものを感ずるのみで姿が定まらない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...家の頂が赤い花で燃えるようになっているのを見ると...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...燃えるような紅顔であったものが...
伊藤左千夫 「春の潮」
...燃えるようにまたにっこりと赧(あか)らめているジーナの顔が...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...希望とあこがれに燃える故国の人々を載せているであろうことを思い...
谷譲次 「踊る地平線」
...できるだけのろく燃えるという事と...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...紗(しゃ)の大きな袖(そで)の下から燃えるような五色の紋を透(す)かせていた...
夏目漱石 「行人」
...火は燃える燃える...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...燃えるに任せるしかないだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...黒くうすらつめたい土から真赤に燃える焔をあげ連ねているような唐辛子畑が美しく...
「今朝の雪」
...ソヴェト全土に燃えるような飛躍と建設が響き渡っている...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...幾度も頬が燃えるように赧(あか)くなった...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...まるで燐(りん)でも燃えるかのように...
山本周五郎 「風流太平記」
...私は手を振りながらフーッと燃えるような息を吐(つ)いた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...東筑波の山火事は西吹く風にあふられてお山の上はめら/\と紅い煙がひろがつた草が燃えるか木が燃えるか晝はぼやけて見えねども日暮となれば一面の火の山火の峰まつかつかかはいや高い木の上に栗鼠は姿を見せてたが雉はけん/\子を置いて涙ほろ/\飛び立つた爪もはさみも花のよな小蟹は澤にかくれたが猿のお馬鹿さん逃げもせずお尻ちくりとやけどした『それで赤いのよ』『そう...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...やがて何か決意に燃えるひとみを上げて...
吉川英治 「江戸三国志」
...体じゅうの血が燃えるかと思った...
吉川英治 「三国志」
...当時の外界一般との間にいかなる関係が結ばれていたのかを知りたいという燃えるような好奇心の前には...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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