...彼は学問の分野において無類の才能を持っている...
...彼女の美しさは無類で、周りの誰もが彼女に注目していた...
...彼の料理の腕前は無類で、お店にはいつも行列ができている...
...彼の功績は無類で、多くの人々から尊敬されている...
...彼の運動能力は無類で、何でもこなすことができる...
...坊様も嬢様も無類の犬煩悩で入らつしやるから...
内田魯庵 「犬物語」
...なほ天下無類の奇景也...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...無類の調和をもつた繪だつた...
竹久夢二 「砂がき」
...父は無類のおひとよしの癖に惡辣ぶりたがる性格を持つてゐて...
太宰治 「猿面冠者」
...この特絶無類とも申すべき一種の自覚の意(こゝろ)をば誰れと与(とも)にか語り候ふべき...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...その剣の荒いこと無類...
中里介山 「大菩薩峠」
...おのずから珍無類の滑稽になっているのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...古今無類の難曲を幾つも幾つも作った...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「富岡さんは無類の毒舌家なンだから...
林芙美子 「浮雲」
...世界中の人間が誰一人予期さえもしなかった「日本人の無類の南極探検」の三つがそれなので...
久生十蘭 「南極記」
...センスの悪いこと無類...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...かつ無類の大食なれば...
南方熊楠 「十二支考」
...この人については無類の奇談夥しくなかなか一朝夕に尽されない...
南方熊楠 「十二支考」
...それならば僕が今度君に無類飛切(とびきり)という鶏の肉を御馳走しよう...
村井弦斎 「食道楽」
...「無類だ」と、音楽家が和する...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...此翁媼(をうをん)二人の中の好いことは無類である...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...この重職の人としては、無類に若い...
吉川英治 「私本太平記」
...無類に剣術がお達者なので...
吉川英治 「新・水滸伝」
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