...ジョンさんは無教養だと思う...
...教育を受けないまま育った人たちは無教養とは言えない...
...無教養とは、単に学歴がないことではない...
...彼女は美術、映画、音楽などに詳しいため、無教養な人ではない...
...無教養であることを隠すのではなく、自分の知識不足に向き合って勉強することが大切である...
...かかる無教養ながさつさはおそらく畳というものの意味を知らない西洋人技師の所業を無反省にまねたことから始まったのだろうと思われるが...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...現在の映画俳優は発声に関するかぎり未熟というよりもまつたく無教養であるといつていい...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...のちに到り、所謂青年将校と組んで、イヤな、無教養の、不吉な、変態革命を兇暴(きょうぼう)に遂行した人の中に、あのひとも混っていたような気がしてならぬ...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...そのひとの無教養...
太宰治 「斜陽」
...私は全然無教養な淫売婦(いんばいふ)と...
太宰治 「親友交歓」
...無教養のおかみさんが...
太宰治 「如是我聞」
...それを当の松岡は(これは譬噺(たとえばなし)で、事実談ではありません)レニンに呆(あき)れられているという事にも気づかず、「なんだ、レニンってのは、噂ほどにも無い男だ、我輩の眼光におされてしどろもどろではないか、意気地が無い!」と断じて、悠然と引上げ、「ああ、やっぱり、ヒットラーに限る! あの颯爽(さっそう)たる雄姿、動作の俊敏、天才的の予言!」などという馬鹿な事になるようですが、私はそのヒットラーの写真を拝見しても、全くの無教養、ほとんどまるで床屋の看板の如く、仁丹(じんたん)の広告の如く、われとわが足音を高くする目的のために長靴(ちょうか)の踵(かかと)にこっそり鉛をつめて歩くたぐいの伍長あがりの山師としか思われず、私は、この事は、大戦中にも友人たちに言いふらして、そんな事からも、私は情報局の注意人物というわけになったのかも知れません...
太宰治 「返事」
...勿論善良で無教養な彼女は頭の天辺から...
徳田秋聲 「歯痛」
...労働者や農民・下級サラリーマン・無教養のブルジョア...
戸坂潤 「思想としての文学」
...本を読まない人間の無教養は今問題でない...
戸坂潤 「読書法」
...何か理科の生徒らしい非文学的な無教養を思わせるような気がしてならなかったからだ...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...無教養の故に、下らぬ事を喋って、慣々しくするだけの女を、喜ぶ位、又、男自身の価値を下げることも無い(私の気位の高さ、何んなもんや)...
直木三十五 「大阪を歩く」
...年若い無教養の女中ヘンドリキエ・ストッフェルスと同棲して...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...醜貌の上に無教養至極だつた女との腐れ縁の生活が絶えようとしてはまた続き...
正岡容 「滝野川貧寒」
...日ごろも凡婦で無教養だが...
横光利一 「旅愁」
...田楽村(でんがくむら)の無教養な女...
吉川英治 「私本太平記」
...相手の無教養らしい野性をも...
吉川英治 「新書太閤記」
...無教養ではあるまい...
吉川英治 「松のや露八」
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