...その寂寥にはステンダールのやうに「虚無」に瀕するの空しさがない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
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違星北斗 「北斗帖」
...物理学否自然科学一般の科学的客観性の基礎が危機に瀕するとも考えざるを得なくなる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...吏道の統制そのものが危殆に瀕するかも知れないのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...ブルジョアジーの没落と共に崩壊に瀕する...
戸坂潤 「読書法」
...世人は頻に日本現代の生活の危機に瀕する事を力説すれども...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...飢餓に瀕するのを見て...
火野葦平 「花と龍」
...タリム河に瀕する平野を踏査して...
日野強 「新疆所感」
...しかし冬には欠乏により死滅に瀕する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これら諸民族のいずれかが全滅に瀕するほどの敵意をもって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし社会の大部分の窮乏と餓えに瀕する生活も...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いかに危殆に瀕することであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これが危殆に瀕するの危険を有つものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ロスチャイルドの巨大な財産は将に破産に瀕する...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...死に瀕する日と雖も...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さしもの御城地も崩壊(ほうかい)に瀕するであろう」彼は...
吉川英治 「新書太閤記」
...餓死(がし)に瀕するのはまずこの一月中旬と見ていたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...きっと水藩(すいはん)は滅亡に瀕する...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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