...慎(つつし)むべきものは濫作である...
芥川龍之介 「漱石山房の冬」
...己(うぬ)が勝手に尊皇愛国を狭く解釈して濫りに不敬呼ばはりするは恐れ多くも皇室の稜威(みいつ)を減ずる憚(はゞかり)ある次第だ...
内田魯庵 「犬物語」
...若し河流一たび氾濫して堤防を破らば洪水ハ両村を襲ふて浮沈を共せざるべからず...
田中正造 「非常歎願書」
...浅薄な通俗書籍雑誌の濫出...
寺田寅彦 「鑢屑」
...保子の好意を濫用しないことだった...
豊島与志雄 「反抗」
...濫りに、結束を破ると、俺が、捨てておかんぞ...
直木三十五 「南国太平記」
...の字は林述斎が墨田川を言現(いいあらわ)すために濫(みだり)に作ったもので...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...駒井がそうして無断に仙台家の船印を濫用してよいのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...安心しきつてかの女の心は蜜柑(みかん)の色にそのやさしさは氾濫(はんらん)するなく...
中原中也 「山羊の歌」
...前年より更に大規模な氾濫を起している...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...鞦韆の濫觴茲に在りとしたものであらう...
原勝郎 「鞦韆考」
...だがそういうような濫用を一切されないようにわたしは用心してきたのさ...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...天和(てんな)の間其角一派が濫用してついにその調和を得ず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...時には表現の氾濫が感じられさえする...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...こは虚實の對の我國及支那の談理者に濫用せられたるを嫌ひてなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...これを濫用してはならないのであつて...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...濫口(らんこう)まで退去して...
吉川英治 「三国志」
...これを切って氾濫(はんらん)せしめ...
吉川英治 「新書太閤記」
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