...滴(しづく)になつて...
芥川龍之介 「芋粥」
...いつとは知らず在天(ざいてん)の大寶冠より滴(したた)りたる夜光(やくわう)の玉のひとひかり...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...孫伍風は酒は一滴も飲まないし...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...一滴の涙こそ、天下を湿さん」病苦は衰えてきたというものの、まだ十分ではなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...涓滴はその中から絶えず水面に落ちて居るのでした...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...パタリ/\雨滴(あまだれ)の落ちる音を聞きながら...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...落下する液滴の分裂の問題...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...着物から水が点滴(あまだれ)のやうに垂れる...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...深夜細雨の落葉に滴るを聞く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...ほとんど全部過冷却の水滴のままでいるもので...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...しかもその突当りに滴(したた)るほどの山が...
夏目漱石 「坑夫」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...存分に水を滴(たら)し込んだというわけでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...魚の骨の骨水流に滴(したた)る岸辺の草魚の骨の骨蕨色(わらびいろ)の雲間に浮ぶ灰今日(こんち)はと河下のあいさつ悶(もん)と云う字 女の字悶は股(また)の中にある嫋々(じょうじょう)と匂う股の中にある悶と云う字よ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...華やかな虹色の水滴を転ばせながら...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...実は一滴も戴(いただ)けませんから安心しやした...
南方熊楠 「十二支考」
...乾いた唇へ冷たく触れるオルガの水滴形の耳環の先を舌の先で押し出した...
横光利一 「上海」
...まだ一滴の酒も飲み習わず...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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