...まず滞りなく仕事を終って首尾能(よ)く掛かりの方へ納めたことでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...仕事は滞りなく予定の時刻の九時頃に終りました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...当日はまことに万事が滞りなく都合よく運んだのは私どもの幸運で御座いましたが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...滞りがちの稿をついでどうやら上巻に予定した枚数に達したのを機会に...
谷崎潤一郎 「「細雪」回顧」
...諸払いの滞りなどもやかましく催促されたものだが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...盛大に滞りなくすみまして...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...海と船との事業が滞りなく進捗している証拠であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...滞りなくその目的を果したものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...お帰りでござったか」「はい」「飛脚の方は滞りなく出立を致させましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが滞りなく炭の屑に化してしまっていただけのもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...この上は笑って滞りを一掃しようではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...滞りなく入ってるのは...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...滞りなく鳧がついたものだが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...家賃も滞りがちで...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...なかなか二度目位で滞りなく通過するものではない...
森鴎外 「あそび」
...近頃では講(こう)の幾まわりかが滞りなくまわった後...
柳田国男 「年中行事覚書」
...不審な点なぞも勿体ぶらずにスラスラと滞りなく説明してくれました」なお六平太氏は只圓翁について語る...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...それまで客間に滞りがちだった窮屈さを一気に揉みほごして成功した...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??