...急に滔々(とうとう)と弁じ出した...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...滔々(とうとう)と独得な説を述べた...
芥川龍之介 「上海游記」
...相見て大いに喜び、快辯滔々として、白河の關の昔を語る...
大町桂月 「白河の關」
...世は滔々(とうとう)として礼を名目にして...
太宰治 「惜別」
...濁流滔々(とうとう)と下流に集り...
太宰治 「走れメロス」
...本能に従わん奴(やつ)は生存しておられんさ」と滔々(とうとう)として弁じた...
田山花袋 「少女病」
...ストラディヴァリウスとアマーティの違いを滔々と語る...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...其の語を行ること奇警なるは大隈伯の妙処なり若し夫れ談論滔々として竭きざるの概に至ては...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...水門を切って放ったがように滔々(とうとう)と弁じ立てた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...滔々(とうとう)たる日本婦女皆これにして...
福田英子 「妾の半生涯」
...滔々たる文章の流れこそあれ...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...滔々(とうとう)として翁一流の下懸(しもがかり)式呂張(りょはり)を根柢とした豪壮一本調子な喜多流擬(まが)いの節調を学び初め...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...脳髄に関する演説を滔々(とうとう)と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...個人主義者の子孫たち……そのような投遣(なげや)りな傾向の日本の大衆が滔々(とうとう)としてエロ...
夢野久作 「路傍の木乃伊」
...滔々(とうとう)の弁でもなく...
吉川英治 「三国志」
...滔々(とうとう)として...
吉川英治 「三国志」
...滔々(とうとう)とこれらの者が流れこんでいたには違いない...
吉川英治 「新書太閤記」
...――官軍の呼延灼(こえんしゃく)と韓滔(かんとう)の二大将に追いまくられ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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