...其水溜の中にノンキらしい顔をした見物人が山のように集っていた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...十数年来の溜飲(りゅういん)がグーッと一度に下(さが)った様な気がするぜ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...ほっと溜息を吐(つ)いたことです...
江戸川乱歩 「黒手組」
...堰止(せきと)めかねし溜涙(ためなみだ)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...」と溜息をついて言つた...
太宰治 「津軽」
...娘時代から此方(このかた)十何年来溜(たま)っている話題の数々を考えていたのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今しがた奥さんの美しい眼のうちに溜(たま)った涙の光と...
夏目漱石 「こころ」
...五年越し溜められた上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...痣(あざ)の熊吉が盗み溜めた金だろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は――儲けるより溜める方が早い――といふと染吉は『俺も今になつてつく/″\悟(さと)つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日記を雑記帳に六冊ばかり書き溜めていましたが...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...が、踏みつけても、踏みつけても、溜飲のように、それはこみ上げて来るのだった...
葉山嘉樹 「労働者の居ない船」
...彼女の幼時の寫眞の古い茸のやうな色がひとりでに溜つてくるやうだつた...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...溶けた雪水の溜りは一日々々と大きく...
本庄陸男 「石狩川」
...秋の水溜り朝は清き水溜りをつくれる...
室生犀星 「忘春詩集」
...濁った血が躯じゅうに廻ってかすを溜(た)めるから...
山本周五郎 「季節のない街」
...血腥(ちなまぐさ)い溜息と一所に...
夢野久作 「復讐」
...嫌ったらしい暗緑色の体液が大きな溜まりをつくり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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