...ほんとにしようがないな」人さえいなければそういって溜息(ためいき)をつくのは夜ごと日ごとのことである...
伊藤左千夫 「春の潮」
...また買い溜をしておいた罐詰もすっかりなくなったので...
海野十三 「生きている腸」
...煙管に脂が溜るのは他に大原因があるだろう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...山麓に清水湧きて溜り...
大町桂月 「白河の七日」
...彼は橙(オレンジ)の花の蒸溜所(じょうりゅうじょ)の前で人々が車から荷をおろしているのを見た...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼女は深い溜息をついて...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...肩で溜息をして「仕方があるまいな」「仕方があるまい...
直木三十五 「南国太平記」
...金巾(かなきん)のしゃつに越中褌(えっちゅうふんどし)で雨上りの水溜りの中でうんうん唸(うな)って……」「それを君がすました顔で写生するんだから苛(ひど)い...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...」溜息(ためいき)といっしょに...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...ホッと一息溜息(ためいき)を吐(つ)いた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...毎日々々朝から晩まで近所の掃溜(はきだめ)を(あさ)り歩き二度の食事の外(ほか)の間食(かんしょく)ばかり貪(むさぼ)っている...
二葉亭四迷 「平凡」
...寒い風を袋一杯溜め込んで...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...置いてある御馳走へは畳の塵(ごみ)が舞い上って自然と溜(た)まるし...
村井弦斎 「食道楽」
...二人で植木溜(うえきだめ)に行くために奥馬込(おくまごめ)の田圃道(たんぼみち)を行き...
室生犀星 「生涯の垣根」
...そうお思いになったことはないんですか」「自分でもときどきそう思うんだが」六兵衛は溜息(ためいき)をつきながら云った...
山本周五郎 「ひとごろし」
...その顔に失望の色がつよくあらわれ、おみやから眼をそらして、溜息をついた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あのケチンボの坊さんがドッサリお金を溜めているのに違いない」と皆言い合っておりました...
夢野久作 「ツクツク法師」
...折惡しく用が溜つてゐて直ぐには出かけられず...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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