...九「渺々乎(びょうびょうこ)として...
泉鏡花 「悪獣篇」
...四辺(あたり)が渺(びょう)として...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
......
小笠原長生 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...その老いて若い生命と漂渺たる想とをみづからの高い匂にこめて...
薄田泣菫 「独楽園」
...絶巓は渺々(びょうびょう)たる曠野(こうや)であって一帯の芝生に...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...回向(えこう)をする――といったような縹渺たる旅情である...
中里介山 「「峠」という字」
...竪琴よりも渺茫((べうばう))と...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...縹渺とした夢を見ることのできた人であろう...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...真に縹渺(ひょうびょう)たる詩情を描き出している...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...詩の縹渺(ひょうびょう)するイメージの影で浮き出して来る...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...縹渺(ひょうびょう)たる響灘(ひびきなだ)を望む景色のよさと...
火野葦平 「花と龍」
...馬嘶キテ白日ハ暮レ剣ヲ鳴シテ秋気ノ来タル我ガ心ハ渺トシテ際リ無ク河上ニ空シク徘徊ス*僕の知友に...
牧野信一 「「学生警鐘」と風」
...渺たる私たちを環魚洞の風景が執拗に抱きたがつた...
牧野信一 「環魚洞風景」
...渺茫(べうばう)たる海面に鱶(ふか)が列を為して現(あら)はれたかと思つたのは三浬(マイル)先の埠頭から二挺櫓(ろ)を一人で前向(まへむき)に押して漕ぐ馬来(マレイ)人の小舟(サンパン)の縦列で...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...渺々(びょうびょう)際涯(さいがい)なき大陸を終日ながめていた...
吉川英治 「三国志」
...塩気のある水がじめじめしている池などの多い――渺茫(びょうぼう)たる平野だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...探し出す偽筆の名人と印刻師(いんこくし)のこと水は渺々(びょうびょう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...南緯八三度と八四度の間で前方に縹渺たる隆起が迫り上がって見えてきた時...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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