...これが破れて(十八図)渦の極からそれの赤道の方に落ちて赤道のまわりに一つの帯を作る(十九図)...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...孔雀の渦巻の緑宝玉...
泉鏡花 「海神別荘」
...聞け! 陰惨な行疫神八将の不吉な叫び声の渦巻きを…………偉大なる殿堂は傾いてゆく...
上里春生 「傾ける殿堂」
...それが渦を巻きながらも左にT...
海野十三 「流線間諜」
...渦(うず)を巻きつつ吹かれて行く霧雨を眺めながら...
太宰治 「斜陽」
...ワグラム(七)雲暗しフリードランド(八)風あらしいかづち落つる砲彈の渦卷く烟かきわけて君がかざせる鷲の旗飛電のつるぎ閃めけば列王つちに膝つきて見よもろ/\の國たみは震ひどよめり海のごと...
土井晩翠 「天地有情」
...その渦中(かちゅう)に捲込(まきこ)まれて黙っていた...
夏目漱石 「行人」
...それを囲(めぐ)る恩怨(おんえん)の渦が次第に判るような気がします...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは紅海と印度洋の水が結び衝突し渦巻いてゐる海底だつた...
原民喜 「鎮魂歌」
...四人までも事件の渦中で縺れ合うという...
久生十蘭 「悪の花束」
...遂に恐ろしい渦の吸引圏外に出た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...次第に風車のやうな凄まじい渦巻状を呈して砂の上を回転した...
牧野信一 「まぼろし」
...長い間をおいて時々あらわれる渦巻く泡のような斑点が見えた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...渦巻の中に落ち込んだ軽い塵の様に自分自身を自分の感情に攻めつけられて居るお久美さんの若い姿をジイッと見て居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...盆地の底からまっ黒な煙が渦をまいて噴(ふ)き揚ッている...
吉川英治 「江戸三国志」
...眼底や頭腦の奧までも渦卷いて...
吉川英治 「折々の記」
...花ビラの斑(ふ)の妖(あや)しい舞が彼の童心を夢幻と昂奮(こうふん)の渦にひきこむのか...
吉川英治 「私本太平記」
...波と渦(うず)だ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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