例文・使い方一覧でみる「渓」の意味
スポンサーリンク...深い渓谷――自然のすべての形相は... 
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あたかも隊客旅（カラバン）が遥かに渓川を望見せし如くに感じた...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...岩の上の大夏木の根八方に夏山やトロに命を托しつゝ雪渓の下にたぎれる黒部川六月十一日 黒部峡探勝...
高浜虚子 「五百五十句」
...其処には小さな渓川が冷たい音を立てて流れていた...
田中貢太郎 「虎媛」
...渓を一々仔細に目にすることの出来ないのを憾んだが...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...つい雪渓一つを隔てた直前まで下り立った小坊主は...
中里介山 「大菩薩峠」
...山蔭（やまかげ）の渓谷の大樹の下に草を藉（し）いて...
中島敦 「悟浄歎異」
...喜水（キチュ）の渓谷に...
久生十蘭 「新西遊記」
...長野県は九月から十一月迄渓流魚は禁漁である...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...岩下或は渓間に一小屋（せうおく）を構臼を安（お）き長柄杵（ながえぎね）（大坂踏杵（ふみきね）也）を設け...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」此文化丙子九月六日の歿日は霧渓も亦正しく書してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...霧渓の子直温（ちよくをん）の繕写（ぜんしや）した過去帖には「芳松院殿緑峰貞操大姉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そのうちわたくしは『事実文編』四十五に霧渓（むけい）の撰んだ池田氏（し）行状のあるのを見出した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...渓（たに）の中腹や林の片端（かたはし）...
柳田国男 「山の人生」
...すると渓（たに）をへだてて...
吉川英治 「三国志」
...白々として一つの渓が流れて居るのをみる...
若山牧水 「渓をおもふ」
...眼下の渓間と到るところにほのぼのとして暮れ残っている山桜の花が見渡された...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...昼食をあつらえるとすぐ三渓園へ電話をかけた...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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