...彼女は深奥な考えを持っている...
...その小説は深奥なテーマを扱っている...
...深奥な知識を身につけるためには努力が必要だ...
...深奥な世界には想像を超えるものがある...
...彼の言葉には深奥な意味が含まれていた...
...深奥な残酷な実在である...
有島武郎 「二つの道」
...しかく深奥の教訓ありと思ふものあらむや...
石川啄木 「閑天地」
...さうした深奥なものが常に吾々の一歩奥に横つてゐるではないか...
田山録弥 「新しい生」
...超絶駭絶(がいぜつ)にして幽玄深奥なる...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...二人は互に肉体の深奥の秘密を知りつくしたわけである...
外村繁 「澪標」
...深奥な思想を震え声で口ごもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...久しく聖教(しょうぎょう)を見ないが」といってそれでも後進の為に委しく天台の深奥を説き聴かせたが...
中里介山 「法然行伝」
...森林の広大深奥はそれを補ってあまりがある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...万物流行の理の深奥には...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...哲学書から拾った「深奥な言葉」の羅列を業とする人が...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...勃然(ぼつぜん)としてその深奥(しんおう)にして窺知(きち)すべからざる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...――必然的に皆霊魂の深奥する象徴感に触れる筈(はず)だ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...精神のより深奥を目指して進むものは...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...なにか深奥なもののように誤られる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...どれ程それを自らの深奥にある愛に対して愧じ...
宮本百合子 「偶感一語」
...理論や観念の域を脱した深奥の血肉の世界や日常の空気の中にまでにじみこんでいるキリスト教的実体となると...
三好十郎 「ゴッホについて」
...こんな深奥な理論などは皆目わかるはずがない...
山本実彦 「十五年」
...然(しか)れ共眼を北方越後に注(そそ)ぐに一望山脈連亘(れんたん)し其深奥なる又利根に譲(ゆづ)らざるなり...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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