例文・使い方一覧でみる「浅ましい」の意味

...浅ましい姫君の姿を見ると... 浅ましい姫君の姿を見るとの読み方
芥川龍之介「六の宮の姫君」

...そこに天井からダラリと下っている父親の浅ましい最期の姿を見ると...
海野十三「蠅男」

...何という浅ましいことだろう... 何という浅ましいことだろうの読み方
江戸川乱歩「疑惑」

...僕はつくづく浅ましい気がして... 僕はつくづく浅ましい気がしての読み方
谷崎潤一郎「痴人の愛」

...私はその浅ましい汚らわしい顔を恥じてじっと陰忍していた... 私はその浅ましい汚らわしい顔を恥じてじっと陰忍していたの読み方
近松秋江「うつり香」

...壁を崩したりするような浅ましい事は止（よ）した方がいい... 壁を崩したりするような浅ましい事は止した方がいいの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...浅ましいようだが... 浅ましいようだがの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...我ながら浅ましい思いがすると... 我ながら浅ましい思いがするとの読み方
萩原朔太郎「老年と人生」

...浅ましい口惜（くちを）しい愁（つ）らい人と思ふに中々言葉は出（いで）ずして恨みの露を目の中にふくみぬ... 浅ましい口惜しい愁らい人と思ふに中々言葉は出ずして恨みの露を目の中にふくみぬの読み方
樋口一葉「にごりえ」

...些細（ささい）な浅ましいことだ... 些細な浅ましいことだの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「煉獄」

...何たる貪慾の勝つた浅ましい心だらう... 何たる貪慾の勝つた浅ましい心だらうの読み方
牧野信一「闘戦勝仏」

...唯浅ましい本能だけであった... 唯浅ましい本能だけであったの読み方
夢野久作「東京人の堕落時代」

...ホコリだらけの板張が一層浅ましい... ホコリだらけの板張が一層浅ましいの読み方
夢野久作「冥土行進曲」

...見るも浅ましい孕（はら）み女... 見るも浅ましい孕み女の読み方
夢野久作「笑う唖女」

...――浅ましいと思います... ――浅ましいと思いますの読み方
吉川英治「親鸞」

...――悪を浅ましいというが... ――悪を浅ましいというがの読み方
吉川英治「親鸞」

...浅ましい」「山城守入道どのの... 浅ましい」「山城守入道どののの読み方
吉川英治「茶漬三略」

...――浅ましい！又十郎は... ――浅ましい！又十郎はの読み方
吉川英治「柳生月影抄」