...十訓抄一 画姿泰平(たいへい)の時代にふさはしい...
芥川龍之介 「好色」
...そこで泰さんもやむを得ず...
芥川龍之介 「妖婆」
...九 破廂泰助は昼来て要害を見知りたれば...
泉鏡花 「活人形」
...今より九百四十年あまりのむかし寛平昌泰(くわんひやうしやうたい)の年間(ころ)作りたる文字の吟味をしたる書(しよ)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...いずれも正月に使用するものですから「相更(あいかわ)らず……」といって何事も無事泰平であるように...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...山田泰雲君は元篆刻(てんこく)師の弟子であったが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...泰州に何友仁(かゆうじん)という男があって...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...少なくもこの点だけにおいては未開人種や子供の描く観念的な絵は泰西名匠の絵画よりもある意味で科学的であると言わねばならない...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...泰一自身均平とは反(そ)りが合わなかったので...
徳田秋声 「縮図」
...泰文の留守へ朝霞の兄の清成と清経が五人ばかりの青侍を連れてやってきて...
久生十蘭 「無月物語」
...車の後窓から宏子の方を見ているのは泰造であった...
「海流」
...各種の思想は泰平の揺籃(えうらん)中に育てられたり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...「検計係」なるものは泰三を拘束するためであって...
山本周五郎 「思い違い物語」
...やや安泰をお望みあるなら...
吉川英治 「三国志」
...「もう我慢ができない」と周泰...
吉川英治 「三国志」
...「師泰(もろやす)...
吉川英治 「私本太平記」
...本場所の泰山(たいざん)でさえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼らが永劫に安泰と信じていた球体は...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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