例文・使い方一覧でみる「沓」の意味

...土耳古（トルコ）人・埃及（エジプト）人・あらびや人の大雑沓である... 土耳古人・埃及人・あらびや人の大雑沓であるの読み方
谷譲次「踊る地平線」

...鯨波（くぢらなみ）は少し雑沓しすぎる... 鯨波は少し雑沓しすぎるの読み方
田山録弥「談片」

...沓掛に来ましては... 沓掛に来ましてはの読み方
豊島与志雄「食慾」

...群衆の雑沓を見ました... 群衆の雑沓を見ましたの読み方
豊島与志雄「白藤」

...仲店（なかみせ）の雑沓（ざっとう）をも今では少しも恐れずに観音堂へと急いで... 仲店の雑沓をも今では少しも恐れずに観音堂へと急いでの読み方
永井荷風「すみだ川」

...沓脱（くつぬぎ）の上に泳いでゐるのです... 沓脱の上に泳いでゐるのですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...崩壊した駅は雑沓して賑（にぎ）わった... 崩壊した駅は雑沓して賑わったの読み方
原民喜「火の唇」

...沓脱石の眞中に自分の靴が爪先を外に向け... 沓脱石の眞中に自分の靴が爪先を外に向けの読み方
室生犀星「はるあはれ」

...沓（くつ）を穿（は）いていらっしっては嫌」響の物に応ずる如しである... 沓を穿いていらっしっては嫌」響の物に応ずる如しであるの読み方
森鴎外「ヰタ・セクスアリス」

...大通りの雑沓の中から寿女は伸び上るようにして... 大通りの雑沓の中から寿女は伸び上るようにしての読み方
矢田津世子「※［＃「やまいだれ＋句」、第4水準2-81-44］女抄録」

...藁沓（わらぐつ）でも布を入れたのに特色ある形のを見かけます... 藁沓でも布を入れたのに特色ある形のを見かけますの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...かえって雑沓の方が自分を避けるようにして... かえって雑沓の方が自分を避けるようにしての読み方
与謝野晶子「激動の中を行く」

...あいつらの沓（くつ）は... あいつらの沓はの読み方
吉川英治「三国志」

...やがて沓音（くつおと）を鳴らして立去ってしまった... やがて沓音を鳴らして立去ってしまったの読み方
吉川英治「三国志」

...お沓（くつ）へ御足（みあし）をかけている... お沓へ御足をかけているの読み方
吉川英治「親鸞」

...沓ぬぎと並んで、背なかを向けたまま、老公の起つのを、むッつりと待っていた...
吉川英治「梅里先生行状記」

...もう空地の雑沓（ざっとう）は暮色につつまれていた... もう空地の雑沓は暮色につつまれていたの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...馬（うま）の沓（くつ）を作っていた... 馬の沓を作っていたの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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