...沈丁花の香りが好きです...
...ハンカチに沈丁花の香りをつけて持ち歩いています...
...沈丁花の花言葉は「あなたを忘れない」だそうです...
...沈丁花は春に咲く花です...
...咳が出ているので、沈丁花のお茶を飲んでみようと思います...
...雪は莟(つぼみ)を持つた沈丁花(ぢんちやうげ)の下に都会の煤煙(ばいえん)によごれてゐた...
芥川龍之介 「歯車」
...娘(こ)の部屋を仮の書斎や沈丁花(じんちょうげ)うは風の沈丁の香の住居(すまい)かな三月十七日 大崎会...
高浜虚子 「六百句」
...――・湯壺から桜ふくらんだゆつくり湯に浸り沈丁花□寒い夜の御灯またゝく三月廿一日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...・ふるさとはおもひではこぼれ菜の花もなんと長い汽車が麦田のなかを・ぼけが咲いてふるさとのかたすみに・けふはこれだけ拓いたといふ山肌のうるほひ・水に雲が明けてくる鉄橋のかげ妹の家を訪ねて二句・門をはいれば匂ふはその沈丁花しきりに尾をふる犬がゐてふるさと三月二十四日雨...
種田山頭火 「其中日記」
...沈丁花(じんちょうげ)の花はやや巧(たく)みにできたが...
田山花袋 「田舎教師」
...赤い蕾(つぼみ)の沈丁花(ちんちょうげ)も一つ白い口を切(き)った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いずれも夥しい花をつけた沈丁花が植込まれているのが...
外村繁 「落日の光景」
...沈丁花の芳香を幻覚する...
外村繁 「落日の光景」
...私は心竊(ひそ)かに沈丁花の高い香りを期待していたのである...
外村繁 「落日の光景」
...楓、桜、梅、檜葉、梔子(くちなし)、無花果(いちぢく)、沈丁花、椿など、雑多な樹木で、熊笹の数株まで添えてありました...
豊島与志雄 「崖下の池」
...沈丁花の垣根に添つた溝には...
林芙美子 「瀑布」
...家庭内同人誌『沈丁花』一号掲載散文詩饗宴乾いた星を鏤めて夜空はぴつたりと地上に被さつてゐる...
原民喜 「かげろふ断章」
...沈丁花の香りを窓にしながら私はこれを書く...
牧野信一 「〔編輯雑記〕」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...そちらにも沈丁花の花が咲いているでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...万更でもないでしょう? 沈丁花がいい匂りだからばかりでもないわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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室生犀星 「星より來れる者」
...薬園のほうから沈丁花が匂(にお)って来た...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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