例文・使い方一覧でみる「汲み上げ」の意味

...可成（なるべく）音のせぬ様に水を汲み上げて... 可成音のせぬ様に水を汲み上げての読み方
石川啄木「葬列」

...水を汲み上げるのである... 水を汲み上げるのであるの読み方
海野十三「発明小僧」

...水を汲み上げたり仮定的な高さに上げるために機械を使わなかった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット　James Sands Elliott 水上茂樹訳「ギリシャおよびローマ医学の概観」

...食事の済んだ後人目を忍んで汲み上げて来た... 食事の済んだ後人目を忍んで汲み上げて来たの読み方
橘外男「仁王門」

...この圧迫するような感じを救うためには猿股（さるまた）一つになって井戸水を汲み上げて庭樹などにいっぱいに打水をするといい... この圧迫するような感じを救うためには猿股一つになって井戸水を汲み上げて庭樹などにいっぱいに打水をするといいの読み方
寺田寅彦「夕凪と夕風」

...手桶とバケツとをずンぶり流れに浸して満々（なみなみ）と水を汲み上げると... 手桶とバケツとをずンぶり流れに浸して満々と水を汲み上げるとの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...汲み上げた水が恐ろしく泥臭いのも尤（もつとも）... 汲み上げた水が恐ろしく泥臭いのも尤の読み方
徳冨盧花「水汲み」

...汝れが」主膳は汲み上げた水をザブリと幸内の上から浴びせました...
中里介山「大菩薩峠」

...三杯目の水を汲み上げて... 三杯目の水を汲み上げての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...俺（おい）らも咽喉（のど）が乾いたわい」米友は釣瓶（つるべ）を投げて水を汲み上げてから... 俺らも咽喉が乾いたわい」米友は釣瓶を投げて水を汲み上げてからの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...また汲み上げるのが... また汲み上げるのがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...帰らぬ人の魂を無限の底から汲み上げる汲井輪（きゅうせいりん）の努力かも知れない... 帰らぬ人の魂を無限の底から汲み上げる汲井輪の努力かも知れないの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...洗ったらいいでしょう」「まことに恐れ入ります」「幸内」「はい」「こうして車井戸の水を汲み上げていると...
中里介山「大菩薩峠」

...硯の水は塾生が早朝に汲み上げて呉れた井戸の若水を用い... 硯の水は塾生が早朝に汲み上げて呉れた井戸の若水を用いの読み方
中里介山「百姓弥之助の話」

...その部屋の外側に二千年前の汲み上げポンプの軸棒が残ってることで...
野上豊一郎「パラティーノ」

...井戸を掘って地面の底の水を汲み上げることは... 井戸を掘って地面の底の水を汲み上げることはの読み方
柳田國男「日本の伝説」

...彼女は汲み上げた水壺の水を長羅の馬の前へ静（しずか）に置くと... 彼女は汲み上げた水壺の水を長羅の馬の前へ静に置くとの読み方
横光利一「日輪」

...井水（いみず）を汲み上げる音がする... 井水を汲み上げる音がするの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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