...汀に立った彼の顔を...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...喜舎場朝賢(きしゃばちょうけん)翁の近著『東汀(とうてい)随筆』の一節を引用して御覧に入れましょう...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...三汀の二字久米の書體に似せてゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...どんな?」掬汀氏は頤(あご)を突出(つきだ)した...
薄田泣菫 「茶話」
...甘党君は私の分まで甜めて下さい!夕方早々散歩しながら汀居往訪...
種田山頭火 「一草庵日記」
...風雨のすきまから長汀曲浦を眺めつつ急ぐ...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...さびしいので汀火骨居を訪ふ...
種田山頭火 「松山日記」
...」此の景は池之端七軒町から茅町に到るあたりの汀から池を見たものであろう...
永井荷風 「上野」
...田口掬汀(たぐちきくてい)氏の『新声』等(とう)その勢力甚(はなはだ)盛なるあり...
永井荷風 「書かでもの記」
...汀(なぎさ)のほとりを...
中里介山 「大菩薩峠」
...細雨に烟(けむ)る長汀(ちょうてい)や...
中島敦 「環礁」
...其うちに後の白帆が先になつて汀傳ひに二つ動きはじめたやうである...
長塚節 「白甜瓜」
...貧郷士は汀石(みぎいし)の露草の間にあおのけに倒れている...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...東蝦夷地のシリベシ嶽は高山にして其絶頂に径り四五十町の湖水ありその湖の汀は皆泥なりその泥に羊の足跡ひしとありといふ奥地のシリベシ山を日本紀(斉明五年)に後方羊蹄(シリベシ)とかゝれたると此蝦夷の山と同名にして其文の如く羊の住めるはいと怪しと蝦夷へ往来する人語りし誠に羊蹄二字を日本紀にも万葉にもシの仮字に用ゐしは故ある事ならん...
牧野富太郎 「植物記」
...峰の雪汀(みぎは)の氷踏み分けて君にぞ惑ふ道にまどはず「木幡(こばた)の里に馬はあれど」(かちよりぞ来る君を思ひかね)などと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...竹坡の子が蘆汀良炳(ろていりやうへい)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...汀(みぎわ)の屈折した静かな入江...
柳田國男 「地名の研究」
...かくて虹汀は六美女を伴ひて呉家に到り...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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