例文・使い方一覧でみる「水っぽい」の意味
スポンサーリンク...ぷんとくさい脂で味をつけた水っぽいスープとでした... 
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...水っぽい魚のスープ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼等の濃く黒い印度（インド）インクに比べると水っぽいインクで物を書く...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一椀の水っぽい魚の羹（あつもの）と...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そうしてあの熱い田舎（いなか）ぜんざいの水っぽい甘さを思い出すと同時になき母のまだ若かった昔の日を思い浮かべることもある...
寺田寅彦 「涼味数題」
...日本酒はひどく水っぽい...
豊島与志雄 「白木蓮」
...水っぽい調子で得意になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...あとを追っかけて参りましたよ」竜之助のそば近く歩んで来るこの水っぽい後家さんは...
中里介山 「大菩薩峠」
...本郷通りの小さな西洋料理屋の水っぽいライス・カレーの方が...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...水っぽい眼を向けてお話をする神様は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...あいまいに――さあ？ とかしげられる水っぽい眼...
本庄陸男 「石狩川」
...七月二日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より（ルノアール筆「カーニュのテラース」の絵はがき）〕ルノアールは水っぽい絵かきだけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それがみんな生臭いか水っぽいかだ...
村松梢風 「猫料理」
...シャベルで水っぽい雪を掘ると青い蕗の芽が雪にまじって散った...
矢田津世子 「凍雲」
...どうだ」小田滝三は水っぽい酒を啜（すす）りながら...
山本周五郎 「季節のない街」
...そのうちに闇夜の草花の水っぽい...
夢野久作 「白菊」
...水っぽい春の月が...
吉川英治 「親鸞」
...水っぽい月が、邸のまわりの樫（かし）の梢（こずえ）にあった、後ろの山も、前の山も白い霧につつまれ、梨畑（なしばたけ）の花から甘い香がただよってくる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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