...やっと気を取り直して...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...はっと気を取り直して御奥の将軍家のお顔を伺い見ましたら...
太宰治 「鉄面皮」
...と気を取り直しては...
太宰治 「走れメロス」
...はつと気を取り直して顔をしやんと挙げ...
太宰治 「火の鳥」
...二日目には夫も気を取り直して快活になり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...がすぐに気を取り直して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女は気を取り直して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...と気を取り直して...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんまりだと気を取り直して...
夏目漱石 「坑夫」
...気を取り直して遠い灯に男の顔をすかし乍ら...
野村胡堂 「踊る美人像」
...「砧(きぬた)青磁の香爐を持って参れ、当分手許に差し置く――と御隠居様の仰せで御座います」小腰を屈めたのは、腰元のお園、宝蔵の陰気な空気の中にも、ほんのり匂うような美しさ、堅造の小堀平治も、聊かたじたじと来ましたが、気を取り直して、「もう一品、その袖の下にあるのは何んで御座るな」「…………」「役目の手前、一度拙者が目を通した上でなければ持ち出しはなりませんぞ、お出しなさい」「…………」お園は悚然(ぎょっ)と立ち淀みましたが、まだその懐の前に掻い抱く袖を開こうとはしません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...ようよう気を取り直して...
森鴎外 「山椒大夫」
...厨子王は気を取り直して...
森鴎外 「山椒大夫」
...けれども又気を取り直して...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...けれども直ぐに又気を取り直して...
夢野久作 「暗黒公使」
...孫堅は気を取り直して...
吉川英治 「三国志」
...この稿に気を取り直している...
吉川英治 「随筆 新平家」
...気を取り直して道を急ぐ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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