...これやがて気つけになりぬ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...気つけ薬(ぐすり)をおかみさんの口におしあてた...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...それからハルクの口を割って気つけ薬を入れてやったりした...
海野十三 「火薬船」
...だから僕もいつもこうして気つけ用のアンモニア水のはいった小さいびんをポケットに入れてもっている」そういってカコ技師は...
海野十三 「三十年後の世界」
...その藪医者は気つけの薬と血の道の薬とをごつちやにして相手の口に含ませたらしかつたが...
薄田泣菫 「茶話」
...気つけを飲ませるやらしてようやくにして蘇生させた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...拙者の印籠に気つけがある...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...子供の気つけにする薬...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...彼独特の気つけ薬をとり出しました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...「電気つけて……」伸一郎が...
林芙美子 「泣虫小僧」
...「おゆみさん! 電気つけておくれッ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...船長は気つけ薬を飲ませてくれました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...妹は母親を気絶から目ざめさせるための気つけ薬を何か取りに隣室へかけていった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...うまいもので、元気つけたし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...」「元気つけて遡らう...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...メイ子に水と気つけ薬を服せしめた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...一服の気つけ薬を与えれば...
吉川英治 「江戸三国志」
...気つけ薬と言いながら金吾に最初飲ませたのは...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索