...あんなに気だてが優しくなり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...気だてがよくて同情心に富んでいたから母は喜んだ...
田中貢太郎 「水莽草」
...気だてが優しいせいかも知れない...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...気だてはいいのよ...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...孝行な倅(せがれ)にうってつけの気だてのよい嫁だ...
徳永直 「麦の芽」
...坊ちゃんは――気だてのいいおかたで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いい気だてを持っている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...気だてもよしとの仰せなれば...
山本周五郎 「日本婦道記」
...袋物屋の主人の世話だそうだが」「そいつはわかってる」「縹緻(きりょう)もいいし気だてもやさしい...
山本周五郎 「ひとでなし」
...気だてはやさしいし...
山本周五郎 「風流太平記」
...年は十七で気だても優しく...
山本周五郎 「柳橋物語」
...「――分らねえもんだ、あのまあ、気だてのいい、針屋が?」と、人々は、首を振って、不思議がったり、余りの酷(ひど)さに、眉をひそめたり、何だか、世の中も、世の中に住む人間も、わけの分らない気がしてきた...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...美貌ではあるがただもう気だてのよい――帝にいわせれば...
吉川英治 「私本太平記」
...それがかえって悪かったので、あらぬ噂を立てられたのでございますが、気だてこそ、そんな可愛い所のある人でも、顔はおどけているし、背は四尺ぐらいしかない片輪者、なんでわたくしが不義などいたしましょう」「およそわかった...
吉川英治 「親鸞」
...弟弟子(でし)の和介は気だてのやさしい男だった...
吉川英治 「親鸞」
...気だてはどうか)と...
吉川英治 「源頼朝」
...気だてがまるでちがうが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...気だても姉とは正反対に内気にみえる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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