...おじいさんは段梯子を使ってリンゴを摘んだ...
...今日の運動は段梯子を上ることにしよう...
...新しいアパートのベランダには段梯子がついている...
...絵を掛けるために段梯子を持ってきてくれますか?...
...ここのトイレは段梯子が必要なので、注意してください...
...もう時間が無いから失敬する』と五圓札を疊の上に放り出して置いて段梯子をとん/\と降りる...
高濱虚子 「俳諧師」
...一種の恩寵(おんちょう)のごとくに解したのでもあろう○春松検校が弟子(でし)に稽古をつける部屋は奥の中二階にあったので佐助は番が廻って来ると春琴を導いて段梯子(だんばしご)を上り検校とさし向いの席に直らせて琴なり三味線なりをその前に置き...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...ついに三味線を抱(かか)えたまま中二階の段梯子(だんばしご)を転げ落ちるような騒(さわ)ぎも起った...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...直ぐ段梯子(だんばしご)の中段まで戻って来ると...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...早よ!」彼は転げるように段梯子を駈(か)け下りて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...」剽軽(ひょうきん)な女中はバタバタと段梯子(だんばしご)から駈け降りて来ると...
徳田秋声 「足迹」
...足元の暗い段梯子を降りて行った...
徳田秋声 「足迹」
...終(しま)いにそこを立って暗い段梯子の方へ行った...
徳田秋声 「足迹」
...足音が段梯子(だんばしご)にした...
徳田秋声 「仮装人物」
...笹村はがらんとしたその楼(うち)の段梯子(だんばしご)を踏むのが慵(ものう)げであった...
徳田秋声 「黴」
...狭い段梯子を上つた取りつきの部屋であつた...
徳田秋聲 「歯痛」
...伝票を渡すにも段梯子(だんばしご)の三四段目から顔だけ出すというふうであった...
徳田秋声 「縮図」
...とんとんと段梯子をおりて来て...
徳田秋声 「縮図」
...段梯子の中程のところまでおりて...
徳田秋聲 「水ぎわの家」
...框からいきなり広い段梯子をあがると...
久生十蘭 「生霊」
...大沼喜三郎があがって来てそれで段梯子は人足が絶えた...
本庄陸男 「石狩川」
...物見のためにそこの段梯子を駈けあがった...
本庄陸男 「石狩川」
...船底へゆく段梯子(だんばしご)を下りて行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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