例文・使い方一覧でみる「殪」の意味

...やがて病（やまい）の為（た）めに殪（たお）れましたものでございますから... やがて病の為めに殪れましたものでございますからの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...彼はその発見せる真理のあまりに大なるため殪（たお）れたのであるというた... 彼はその発見せる真理のあまりに大なるため殪れたのであるというたの読み方
内村鑑三「ヨブ記講演」

...世界の圧制者のごときは一瞬にして打殪し... 世界の圧制者のごときは一瞬にして打殪しの読み方
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン　Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳「青年に訴う」

...憐れむべき兄――神の如き兄――も亦此病氣の爲めに殪れるのではあるまいか」と此處迄考へて來て...
高濱虚子「續俳諧師」

...狙いを定めて放った短銃の幾発は皇嗣と妃とを同時に殪（たお）した... 狙いを定めて放った短銃の幾発は皇嗣と妃とを同時に殪したの読み方
辰野隆「二人のセルヴィヤ人」

...相手はそのまま殪れてしまった... 相手はそのまま殪れてしまったの読み方
蒲松齢田中貢太郎訳「五通」

...甲板に殪（たお）れてしまった... 甲板に殪れてしまったの読み方
寺島柾史「怪奇人造島」

...これから生ずる疑問は釋詁篇が最初に出來た時は崩薨無禄卒徂落殪死也の一節が未だ無かつたのみならず...
内藤湖南「爾雅の新研究」

...近藤一派の手に殪（たお）されたのも... 近藤一派の手に殪されたのもの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...敵を殪（たお）すにはいかなる手段方法をも用いる... 敵を殪すにはいかなる手段方法をも用いるの読み方
新渡戸稲造「自警録」

...ノルマン人とヘスチングスに戦い殪（たお）れた... ノルマン人とヘスチングスに戦い殪れたの読み方
南方熊楠「十二支考」

...その助力でかの馬泉水を飲みに来たところを捉え騎りて鵺を殪（たお）し... その助力でかの馬泉水を飲みに来たところを捉え騎りて鵺を殪しの読み方
南方熊楠「十二支考」

...たまたま入り来る人畜を睨み殪すと信ぜられた... たまたま入り来る人畜を睨み殪すと信ぜられたの読み方
南方熊楠「十二支考」

...三郎が独り先づ殪（たふ）れたのではなからうか... 三郎が独り先づ殪れたのではなからうかの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...敗者は殪（たお）れて... 敗者は殪れての読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳「ファウスト」

...張作霖と共に黒竜江省督軍の呉俊陞も殪れ... 張作霖と共に黒竜江省督軍の呉俊陞も殪れの読み方
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

...唯殪一張奈百張... 唯殪一張奈百張の読み方
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

...三打――相手が殪（たお）れるやいな跳びついて首を掻いた... 三打――相手が殪れるやいな跳びついて首を掻いたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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