...歯切れのいいことばで言った...
海野十三 「宇宙戦隊」
...その声! その歯切れのよい口調には...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...私の思想の歯切れの悪さに...
太宰治 「鴎」
...このたびの論説はなかなか歯切れがよろしく...
太宰治 「花吹雪」
...歯切れのよい言葉で言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょっと歯切れのいい応答ができないでいると...
中里介山 「大菩薩峠」
...歯切れの悪い生返事でしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...歯切れの悪い絶叫は...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕が彼方(あっち)へ行っても可(い)い」歯切れのわるい返事なので...
夏目漱石 「それから」
...上がり込んで御待ち申しておりました」歯切れの良い調子...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...歯切れのいい標準語でテキパキものをいった...
久生十蘭 「ノア」
...何者じゃろうか?)このあたりでは聞きなれぬ歯切れのよい東京言葉だ...
火野葦平 「花と龍」
...歯切れのよいその男を後に従えていたならば...
本庄陸男 「石狩川」
...歯切れのいい倫敦風(カクネイ)の英語で応答しながら彼は大得意だった...
牧逸馬 「上海された男」
...オツに歯切れの好いやうな調子で...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...歯切れのいい口調で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...歯切れのいい啖呵(たんか)に凄(すご)みを与えた...
山本周五郎 「さぶ」
...歯切れを』『じゃあ云います...
吉川英治 「山浦清麿」
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