...此度の問題の根本的要因は何か考えてみよう...
...此度の地震で全土にわたる被害が出ました...
...此度の新月は星見には最高の条件だ...
...此度のオンライン授業で、柳暗花明の課題で頑張ります...
...此度は恥し気にではない...
石川啄木 「葬列」
...此度こそはこの被(おお)ひを一思ひにと思ひますがその度びに反対にかぶつて行きました...
伊藤野枝 「遺書の一部より」
...ねえ美佐ちやんそれやおかしいのよ』姉は母親の渋い顔には頓着なしに此度は其処に居合はせた妹をとらへて話し出しました...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...此度かへりましたら是非お眼にかゝりたいと思ひます...
伊藤野枝 「消息」
...此度は、他人の意志よりも、本当に彼女自身の決断を待たねばならないやうな事件が後から/\起つて来ました...
伊藤野枝 「背負ひ切れぬ重荷」
...しかし、此度は夜明前に、此の村を騒がせた放火の犯人はつかまつたのです...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...此度(こんど)は何卒(どうぞ)私(わたくし)の話(はなし)をもお聞(き)き下(くだ)さい...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...此度はこれで我慢しておけとか...
高村光太郎 「回想録」
...此度の旅は少くとも二箇月くらゐはさすらふ豫定でそのつもりで旅支度をとゝのへ些の未練もない東京の空には暫時の訣別を心の中に告げつゝ夜九時の急行車で中央ステーションを出發する...
近松秋江 「伊賀、伊勢路」
...漸(やっ)と私を許してから三四分間経って此度は俯伏しになって...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...此度結婚して新生涯の門出に...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そして此度は何と云っても返辞一つしないで...
豊島与志雄 「神棚」
...此度は怒りだした...
豊島与志雄 「自由人」
...此度の機会には、真正面から保子に凡てをぶちまけてやろうと決心した...
豊島与志雄 「反抗」
...「揺り返しは初めのよりひどいと云うから、此度は大変よ...
豊島与志雄 「変な男」
...右(みぎ)の次第(しだい)にて此度(このたび)大陰暦(たいゝんれき)を改(あらた)めて大陽暦(たいやうれき)と爲(な)し俄(にはか)に二十七日の差(さ)を起(おこ)したれども少(すこ)しも怪(あやし)むに足(た)らず...
福澤諭吉 「改暦辨」
...此度(このたび)も半月ほど過ぎて越後(えちご)より帰りしが...
柳田国男 「山の人生」
...ルイ・プラスビイユと申上げれば此度(こんど)事件の裏面(りめん)はほぼ御解りでしょうと存じます...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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