例文・使い方一覧でみる「止むなく」の意味
スポンサーリンク...止むなく永久に教職を擲（なげう）つこととなった... 
Ｗ・Ｓ・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...止むなくプラーグの攻囲を解き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...大王は止むなく墺軍を放置して露軍に向い...
石原莞爾 「戦争史大観」
...戦争力の低下に従って止むなく逐次戦略を変換して来た...
石原莞爾 「戦争史大観」
...止むなく社殿をめぐつて資料を漁ることとした...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...この退屈さの対症療法としては、何も好い薬はないけれど、止むなくばそれ、孤独、無為、無想、無念か...
田山録弥 「心の絵」
...そこで止むなく家へ二三日閉ぢ籠つたと言ふ様なこともありました...
談洲楼燕枝（二代） 「燕枝芸談」
...止むなく笑顔を作って重太郎を取持ち...
中里介山 「大菩薩峠」
...落葉は止むなく竹の葉を滑ってこぼれて行く...
長塚節 「太十と其犬」
...其處で止むなく宿の息子で此の間迄役場の書記をしてゐたといふ人を口説き落して...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...道頓堀へ出て角座の様子をきくと今日は貸切だとあって、止むなく、新世界へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...止むなく異様に愚かな饒舌家に変つてゐた...
牧野信一 「環魚洞風景」
...止むなく明方ちかくなつて眠ることにしてゐるんだが...
牧野信一 「奇友往来」
...止むなく凝つと堪へて...
牧野信一 「早春のひところ」
...今日は止むなく簡略にしておくのであるが...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...しかも止むなく目的の遂行（すいこう）には...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...止むなく私は宿に少年を連れて歸つた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...止むなく、私はどうか今夜だけ、と頼んで漸（ようや）く部屋に通された...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
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