...障子(しょうじ)、欄間(らんま)、床柱(とこばしら)などは黒塗(くろぬり)り、又(また)縁(えん)の欄干(てすり)、庇(ひさし)、その他(た)造作(ぞうさく)の一部(ぶ)は丹塗(にぬ)り、と言(い)った具合(ぐあい)に、とてもその色彩(いろどり)が複雑(ふくざつ)で、そして濃艶(のうえん)なのでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...握りつぶしてはびんから引き抜いて手欄(てすり)から戸外に投げ出した...
有島武郎 「或る女」
...』校長は欄干に片足を載せて腰かけた...
石川啄木 「道」
...取り敢ず新刊紹介欄に載せて置いたよ」と云ふものもある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...――本文中「註」と小記した箇所の上欄に...
江戸川乱歩 「悪霊」
...二階の欄干に青い汚れた毛布が干してあって...
寺田寅彦 「イタリア人」
...多くの読者が社会記事や政治欄を読む心持ちが小説その他の閑文字を読む心持ちと根本的にどれだけ違うかという事はよくよく考えてみるとかえって容易にわからなくなって来る...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...橋の欄干から少し離して...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...ただ日記の欄外に「主の涕を賜へ」と一言洩されただけである...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...花影(かえい)欄(おばしま)にたけなわなるを...
夏目漱石 「虞美人草」
...欄間(らんま)には額(がく)も何(なに)もない...
夏目漱石 「門」
...欄間をコジ開けて音も立てずに入るのは――」「泥棒が外から入って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...新聞の広告欄にすがらねばならぬ程...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...今日の文化欄を主宰してゐたのだが...
正宗白鳥 「回想」
...朱欄(しゅらん)には金銀をちりばめ...
吉川英治 「三国志」
...虹のような朱(あけ)の欄(らん)を架けた中庭の反橋(そりばし)を越えて来たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...欄間彫(らんまぼり)の吉祥天女(きちじょうてんにょ)が地へ降りていたかのようである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...花田橋の欄干にのこした無情に似た文字を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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