...彼らは権柄を握っている...
...権柄を利用して不正なことをする人もいる...
...彼の立場は権柄によるものだと思われる...
...権柄を求めるあまり、挙動不審な行動をすることもある...
...その企業の発展には権柄を持った人材が必要だ...
...すこぶる権柄(けんぺい)に主人はいるかとどなった...
伊藤左千夫 「箸」
...権柄(けんぺい)ずくで人民を圧制することでもない...
中里介山 「大菩薩峠」
...お代官も権柄(けんぺい)ずくではどうにもならないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...あながち役人が権柄(けんぺい)のためや...
中里介山 「大菩薩峠」
...権柄で友を呼び込んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...その御稜威の下に権柄をわが手に占めて行こうとする策略があるのみだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...躁狂(そうきょう)な響を権柄(けんぺい)ずくで沈痛ならしめているのがこの遠吠である...
夏目漱石 「琴のそら音」
...其代り今度は左程権柄づくでもなかつた...
夏目漱石 「それから」
...事々(ことごと)について出て来る権柄(けんぺい)ずくな夫の態度は...
夏目漱石 「道草」
...その位の事が解らなくってどうするんだ」健三の言葉は勢い権柄(けんぺい)ずくであった...
夏目漱石 「道草」
...金と権柄(けんぺい)と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...と権柄(けんぺい)に呼ぶものがある...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...権柄(けんぺい)に任せて粗暴放埓な振舞いをし...
久生十蘭 「湖畔」
...幸田は楽隊と警官の縺れを見ると急ぎ足でその方へ進んで行って権柄な声を出していたが...
久生十蘭 「魔都」
...権柄(けんぺい)ずくなら...
火野葦平 「花と龍」
...数千百年の古(いにしえ)より全国の権柄を政府の一手に握り...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...いって聞かすことがある!」権柄(けんぺい)にこういいましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...権柄(けんぺい)ずくで...
吉川英治 「私本太平記」
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