例文・使い方一覧でみる「模」の意味

...直（ただち）にその画像を模して... 直にその画像を模しての読み方
芥川龍之介「骨董羹」

...人生の芸術を模倣する程度を厳密に規定はしなかつた筈である... 人生の芸術を模倣する程度を厳密に規定はしなかつた筈であるの読み方
芥川龍之介「僻見」

...花形模樣色褪（ざ）めて... 花形模樣色褪めての読み方
上田敏上田敏訳「海潮音」

...セザンヌの弟子が『カルタを取る人』を模写中発狂して... セザンヌの弟子が『カルタを取る人』を模写中発狂しての読み方
海野十三「すり替え怪画」

...その美人連も裾模様の日本服の前に顔色なしでかわるがわる来て... その美人連も裾模様の日本服の前に顔色なしでかわるがわる来ての読み方
相馬愛蔵「私の小売商道」

...この津軽地方の模範教員として... この津軽地方の模範教員としての読み方
太宰治「春の枯葉」

...寺の前の広場の花壇がきれいな模様になっている事がよくわかった...
寺田寅彦「旅日記から（明治四十二年）」

...なんとなく横浜（よこはま）大船（おおふな）間の丘陵起伏の模様と似通っていた... なんとなく横浜大船間の丘陵起伏の模様と似通っていたの読み方
寺田寅彦「旅日記から（明治四十二年）」

...萌黄（もえぎ）に唐草（からくさ）模様の四布（よの）風呂敷に包んで... 萌黄に唐草模様の四布風呂敷に包んでの読み方
徳田秋声「足迹」

...冷たい峰の嵐がふきまくるなかに小規模な... 冷たい峰の嵐がふきまくるなかに小規模なの読み方
中村地平「霧の蕃社」

...次男相続また嘉模（かぼ）なり」とある... 次男相続また嘉模なり」とあるの読み方
原勝郎「東山時代における一縉紳の生活」

...お納戸地に緋の源氏車をあしらつた裾模様の振袖を... お納戸地に緋の源氏車をあしらつた裾模様の振袖をの読み方
牧野信一「夜の奇蹟」

...明治二十九年六月十五日三陸沖の海底から大規模な地震を発しその副産物なる大津浪で二万七千人が溺れ死んだ...
武者金吉「地震なまず」

...筒井のために作られた衣裳はまるで御娘子と同じ模様の襲（かさね）も青い練絹（ねりぎぬ）であった... 筒井のために作られた衣裳はまるで御娘子と同じ模様の襲も青い練絹であったの読み方
室生犀星「津の国人」

...それはむしろ模様への添足（そえあし）に過ぎない... それはむしろ模様への添足に過ぎないの読み方
柳宗悦「工藝の道」

...名のみ立派でも変化に乏しくかつ小規模であった... 名のみ立派でも変化に乏しくかつ小規模であったの読み方
柳田國男「地名の研究」

...長屋のその角の家は新らしく模様変えをしたらしい... 長屋のその角の家は新らしく模様変えをしたらしいの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...その模様はどうも正常から逸脱しているようでなんとも腑に落ちなかった...
H. P. ラヴクラフト　H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳「時間からの影」

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