...この時に当つて画家はいふ「自然の美は極まりない...
有島武郎 「描かれた花」
...また今日の建築は危険極まりないことは周知の事実であります...
石原莞爾 「最終戦争論」
...内実は彼女の危険極まりない敵――スペイン離宮に巣を張るクモとは正反対な人間だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...太平洋岸の豪宕(ごうとう)極まりない浜辺である...
高村光太郎 「智恵子抄」
...優美極まりない文字だとは思ったが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...思うだに凄愴(せいそう)極まりない...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...一人の紳士が貴下にある極まりない重要事に関して意見を承るべく...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...之は危険極まりない結果と云わねばならぬというのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...内に光を孕んだ豐麗極まりない藍紫色の大圓盤が...
中島敦 「環礁」
...陰惨極まりない生活を描いてゐる...
北條民雄 「月日」
...人畜を害して極まりない狼をやつつけたと吹聴したら...
牧野信一 「武者窓日記」
...六十五年の豊富極まりない一生を閉じた...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...縛ることもつかまえることもできない・変幻極まりない・異形の物体です...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不幸にして最も不確実な・最も混沌として変化極まりない・ものである」と嘆いた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自由自在の敏感さで受容(うけい)れるところの……そうして受入れつつユラリユラリと桐の葉蔭で旋回しているところの……変幻極まりない鋭敏な...
夢野久作 「髪切虫」
...生を天上界にうけて霊福極まりないが...
吉川英治 「剣の四君子」
...危険極まりないことだ...
吉川英治 「私本太平記」
...危険極まりない作業はツチ渡りだけではない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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