...同時に梯子段を踏む騒々しい響がして...
石川啄木 「雲は天才である」
...夢中で梯子段の方へ退却していつた...
海野十三 「恐怖について」
...彼は何か言われないうちにと努めて不愛そうな顔つきをして急いで梯子段を上った...
相馬泰三 「六月」
...平生(いつも)であったならそのままそこの右側に見えている梯子段(はしごだん)をあがって往くのであるが...
田中貢太郎 「女の怪異」
...一同はわれ遅れじと梯子段を駈(か)け下りて店先まで走り出ると...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...」桑田はまたもや梯子段へ片足踏みかけやうとすると...
永井壮吉 「人妻」
...お銀どの」例の刀を持ちながら広い梯子段を...
中里介山 「大菩薩峠」
...広い梯子段(はしごだん)の横を...
夏目漱石 「三四郎」
...梯子段の途中から塗ってあるだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...梯子段の下に腰を拔かして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...秋の唇十月八日呆然と梯子段の上の汚れた地図を見ていると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...折柄(おりから)梯子段を踏轟(ふみとどろ)かして昇が上ッて来た...
二葉亭四迷 「浮雲」
...まだお酒の残っている樽を右手に持ちながら梯子段を降り初めました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...兎に角梯子段の下までは一しょに行きましょう...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...6620梯子段がぐらついて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...お延が梯子段を下りると...
吉川英治 「剣難女難」
...中二階の梯子段(はしごだん)に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...梯子段の上がり口が三畳...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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