...梃子で力を加えるとカンタンに物を動かせる...
...彼女は心を機転よく働かせる梃子だ...
...この問題には梃子をかけて解決しなければならない...
...梃子一つで彼に力をもらえるとはありがたい...
...梃子の要領で話を進めると、相手が納得することもある...
...また坐り込んでしまって梃子でも動かんという連中もあります...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...四角な印刷台木(いんさつだいぎ)を締(し)めつける木の梃子(てこ)へ...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...最終的にぐらぐらになった歯は梃子によって抜く...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...梃子(てこ)でも動くまいとする平次は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...梃子(てこ)でも動かない...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...梃子を望む向きに回すのは二物体の位置に他ならないことを理由として...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...梃子でも動かぬ頑固屋の標本そっくりの課長で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ポンプの梃子(てこ)を押しはじめた...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...梃子(てこ)でも動かなかったのである...
本庄陸男 「石狩川」
...その距(きょ)の中に二つの梃子(てこ)のようなものが出ていてそれに触(ふ)れる...
牧野富太郎 「植物知識」
...僕らは梃子の段取りをした...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...梃子を伝わって力一杯の全身にかんじられた...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...――あの石頭は梃子(てこ)でも動くまいからな...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...丸太の梃子にとりついていた三人が転びそうになった...
山本周五郎 「さぶ」
...梃子(てこ)を入れましょう」「ぶしゅう」と伝七が喉(のど)にからまった声で...
山本周五郎 「さぶ」
...その梃子だろう、杭に使う杉丸太が、石と石の隙間から静かに差し込まれた...
山本周五郎 「さぶ」
...脛の上に伸びてきた梃子の丸太は...
山本周五郎 「さぶ」
...「梃子をしっかり押えていろ」杉丸太に強い力が加わり...
山本周五郎 「さぶ」
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