...頸根っこをつまんで追い出しちまおうと思うが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...自分の元の低い鼻までも根っこからなくなって...
豊島与志雄 「天狗の鼻」
...河童の首根っこを押えつけました...
豊島与志雄 「竜宮」
...兵馬の首根っこにぶらさがって...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆吹山の根っこで...
中里介山 「大菩薩峠」
...木の根っこみたいに...
新美南吉 「名なし指物語」
...老女砧の首根っこを掴むようにして...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...――身分のある相手の首根っこを掴んで五百何十両と吐き出させたとしたらどうだ――解ったッ」「親分」「解った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...用人か家老の首根っこを押えて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...逃げ支度をしていましたよ」八五郎は番頭の又六の首根っこを掴(つか)んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――御新造のお通さんには随分言い度いこともあるが」ジタバタする首根っこをつかまえて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...山の斜面を木の枝や根っこに掴まりながら逃げて行くのだ...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
......
広海大治 「サガレンの浮浪者」
...木目菓子(バウム・クウヘン)の根っこのところだけ...
堀辰雄 「晩夏」
...ビンセント卿の首根っこをつかんで引きずり出した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ぐいぐい伊田の頸根っこを抑えつけていた...
「一本の花」
...昨日の朝は天気は良しまだ木魚の音もきこえないのでノンビリした気持で父と母は垣根のそばの苗木の世話をしていたそうだ垣根のこちらではお花婆さんが無縁墓の大掃除をはじめたらしいホウキで木の葉をはき出したり鎌で草の根っこを掘り出したりしながら例のデンで高っ調子のひとりごとそれも墓石を相手に念仏からお経の文句無縁ぼとけの故事来歴をしゃべりちらしているうちはよかったがやがて...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
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