...アンナものは三味線の揺籃(ようらん)時代の産物だといって根っから感服しなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...根っからのテロリストだから...
高見順 「いやな感じ」
...根っから、いけません...
太宰治 「新ハムレット」
...とはいえ若者には根っからの行動力がある...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...「来年もお山に試合がございましょうねえ」「ある」「どなたが勝ちましょう」「誰が勝つか」「お前様このごろは根っから試合をあそばしませぬ……」「日蔭者(ひかげもの)の身ではなあ」こういって男がなんとなく深く歎息をした時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...こうして坊主持ちも根っから新しくねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...根っから受けないねえ」府中の六所明神に近い大きな欅並木(けやきなみき)の下で...
中里介山 「大菩薩峠」
...根っからこの冬を動こうともしないらしく...
中里介山 「大菩薩峠」
...色事も型になってしまってるんでは根っから受けないね...
中里介山 「大菩薩峠」
...根っから口を割らねえんだそうでござんしてな...
中里介山 「大菩薩峠」
...根っからの詐欺師...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...まさか……」「根っからの冷血な金融悪党だよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...根っからの働きもんとみえますねえ」と云うて...
矢田津世子 「神楽坂」
...この吝嗇な奥様と根っから始末屋の女中はよく気が合って...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...船脚すこぶる遅々として根っから効なし...
山本笑月 「明治世相百話」
...「国家のため」という言葉が根っから感動を与えないのがあります...
夢野久作 「鼻の表現」
...おれっちは根っからの野育ち野郎...
吉川英治 「新・水滸伝」
...根っからしぶとくもなさそうだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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