...花の枯れるにほひだか...
芥川龍之介 「一番気乗のする時」
...子供のようだ「さびしい心の人が枯れる」とうたっている子供がうたうには不思議な歌だ...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...それが年々こうして竹藪が枯れるために...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...此灰が觸れると忽ち葉が枯れると申しまする...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...雪の葉ぼたんの枯れるのか曇り日の重いもの牽きなやむ・凍テ土をひた走るバスも空つぽ・雪ふる何も五十銭夕方から熊本へ出かける(こゝも市内だけれど...
種田山頭火 「行乞記」
...山頭火が山頭火を祝福する!・もう枯れる草の葉の雨となり(丘関)・萩が咲きだしてたまたま人のくる径へまで(楠)・馬糞茸(クソダケ)も雑草の雨のしめやかな(門)「死をうたふ」追加・死がちかづけばおのれの体臭(楠)九月五日雨――晴れてゆく...
種田山頭火 「其中日記」
...水がすつかり涸れて、稲が枯れる、人も枯れさうだ...
種田山頭火 「其中日記」
...心機一転われわれの年寄るというは精力の枯れるの謂(いい)である...
新渡戸稲造 「自警録」
......
野口雨情 「雨情民謡百篇」
......
野口雨情 「極楽とんぼ」
...磯草の枯れる砂山の上にくづれてしまふ...
萩原朔太郎 「宿命」
...でんぐり返しただけで枯れるなんざ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...しかしこの盛な蝉の声も実は草枯れる秋の季節の訪れを立証する外の何物でもないといふので...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...冬になると果樹を土の中に埋めてその寒さで枯れるのを防ぐ国を見たという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...枯れる木は枯れるってな...
山本周五郎 「花も刀も」
...「枯れる木は枯れるか」そうかもしれない...
山本周五郎 「花も刀も」
...枯れるそばから新しく播いて...
横瀬夜雨 「五葉の松」
...信長の攻めるところは草木も枯れる――と恐れられたその人の冥福の営みをいまなそうとするに当って...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??