...だんだん側に近づいてみると果たして空間(あきま)がなかった...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...果たして博士一行は如何なるものを...
海野十三 「地球発狂事件」
...年々非常な速力で理科知識応用の進みつつある他の一等国にまけぬように競争してゆくことが果たしてできるであろうか...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...しかしそれが果たしてなんであるかがわからず...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...果たして如何なりけん...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...果たして理解してるかどうかは疑問であるとしても...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分は果たして本来の自分であるか確かでなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もしその悪い点が果たして衣服にありとすれば...
新渡戸稲造 「自警録」
...果たして危険なかるべきや...
福沢諭吉 「日本男子論」
...果たして卑劣でやましいことをするはずがない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...果たしてそういう日本語があったかどうか...
柳田国男 「年中行事覚書」
...だが果たして自分の推察どおり...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして夜も二更の頃になると果たして...
吉川英治 「三国志」
...果たして世にまれなる勲功を立てたるはわが最も喜ぶところなり...
吉川英治 「三国志」
...責任を果たしてもらいたい」とも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――したが、果たして、小次郎の首級(しるし)をさげて、御生前に、再びお目にかかれるや否や...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ある西川の僧は遠方よりの旅のために所持の物をことごとく使い果たして...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...果たして達磨は慧可を二祖となし伝法伝衣した...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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