...防風林を抜けると砂丘となり...
梅崎春生 「幻化」
...石塊道(いしころみち)を登り、林を抜けると、見張所であった...
梅崎春生 「桜島」
...家の右手の林を抜けるとすぐ海ぎわで...
田畑修一郎 「石ころ路」
...林を抜けると、一軒の小屋がある...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...走って櫟林を抜けると...
林芙美子 「新版 放浪記」
...つッと櫟林を抜けると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...それから、雑木林を抜ける...
久生十蘭 「キャラコさん」
...林を抜けるとすぐ柊の垣にぶつかってしまった...
北條民雄 「いのちの初夜」
...竹の密林を抜けるともう山気(さんき)のある川が月光を裂(さ)いて里へ走っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...裏手の林を抜けると其処は一段高い平地の青やかな田圃であった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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