「杆」の意味
横木や棒
小説での「杆」の使い方
...其(その)杆(てこ)如何(いか)に強しと雖(いへ)ども...
石川啄木 「閑天地」
...時には自分の打っているキーの不完全な槓杆(てこ)のきしる音ですらも...
寺田寅彦 「蓄音機」
...その槓杆(こうかん)の支点に当るねじ鋲(びょう)がちょうど眼玉のようになっている...
寺田寅彦 「夢」
...慣例格式の走りたる社会を活動せしむる槓杆(こうかん)を求めば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...即ち政治的変革のファクターではなくてただの文化的向上の槓杆だということを...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...哲学者と自然科学者との同盟による唯物論哲学の一層の展開の槓杆となるものである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...却って矛盾そのものを槓杆とする...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...今は自分の生活を転回させるに必要な槓杆のように感ぜられた...
豊島与志雄 「反抗」
...弱い鉄棒を引きぬいて槓杆(てこ)とし扉(とびら)をこじあけるか錠前をこわすかするつもりで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一つの槓杆もなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...フィヒテがその槓杆となったところのものである...
中井正一 「リズムの構造」
...棒が槓杆(てこ)になるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...棒が槓杆(てこ)になるから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...橋の欄杆が見え出した...
原民喜 「潮干狩」
...欄杆の上にあるH山も近づいた...
原民喜 「潮干狩」
...丁度それが槓杆の役を務めてそれに連っている雄蕊の葯が動く事になる...
牧野富太郎 「植物記」
...あの世持橋(よもちばし)の欄杆(らんかん)はどうなったでしょう...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...又は槓杆(てこ)でも動かぬ長尻の訪客を咄嗟の間に紙片のように掃き出して終(しま)うという辣腕(らつわん)家が時あってか出頭して...
夢野久作 「謡曲黒白談」
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