...三月ごとにたまったお金を故郷へ送りました...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...一ヶ月ごとにひょいひょいと変る...
海野十三 「暗号数字」
...粘土層の汚水溜は6月または8月ごとに空にしなければならないが...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...わしは二三カ月ごとにここで食事をしますし...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...「あの吸血児の所へ六カ月ごとに六十ピストル(訳者注 ピストルは金貨にして十フランに当たる)だけ送って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼は六カ月ごとに子供を見にやってきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...日ごとか月ごとに...
夏目漱石 「思い出す事など」
...月ごとに歳ごとにそれが赤ん坊の生活の上に人柄の上に現われるようになって行きます...
羽仁もと子 「おさなご」
...松谷鶴子を愛するようになってからはほとんど隔月ごとに頻繁に来朝するようになったというのもまた無理のない次第...
久生十蘭 「魔都」
...また正月ごとに林地の住民豕(ぶた)一疋に村の判を捺(お)した寄進牒(きしんふだ)を添えて林中に置くと...
南方熊楠 「十二支考」
...一月ごとにその程度と範囲が際限なくひろがって...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第五巻)」
...三つに分けて四ヵ月ごとにするのでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現在の母宮は仏勤めをばかりしておいでになって、月ごとの念仏、年に二度の法華(ほっけ)の八講、またそのほかのおりおりの仏事などを怠らずあそばすだけがお役目のようで、出入りする中将をかえって御自身のほうが子のように頼みにしておいでになったから、お気の毒でおそばにもいたかったし、院からも、宮中からも始終お呼ばれはするし、東宮も御弟の宮がたも親友のように思召していっしょにお遊びになろうとされるしするために、暇がなく苦しい中将は一つの身を幾つかに分けて使うことができぬかとさえ歎息(たんそく)していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...矧(いはむ)や月ごとに数十金を捐(す)てて無用の淫書を買ふは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...月ごとに発行せられるのを...
森鴎外 「渋江抽斎」
...世は、お犬様時代、人間が人間にあいそをつかし、牢舎(ひとや)は罪人に埋められ、路傍には、浮浪者の群れのみちているこの現世地獄を――そのままわが住持する寺なりといって――寒暑もなく、師鉄眼のやった通りな血みどろの勧化(かんげ)をつづけ、その布施(ふせ)を蓄えては、盆正月ごとに、江戸にあらわれ、貧しき人々をあたためて、また諸国へ去るのであった...
吉川英治 「大岡越前」
...――あのお方こそ、ほんとうの、観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)というものだろう」「そういえば、如意輪(にょいりん)観世音がご信仰で、月ごとに、ご参詣に見えておいでだが、この春ごろからお姿を見たことがない...
吉川英治 「親鸞」
...正月ごとに私の此處に來ますのは...
若山牧水 「樹木とその葉」
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