...謡曲の中に、(ト)杜若の精を説き、遊行柳の精を説き、西行桜の精を説き、藤、朝顔、楓、菊等の精を説くは、盖し作者の作意にして、直接に民間説話よりその材料を取りたるには非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...それは黛(まゆずみ)で画いた眉の細長く曲っていて美しい...
田中貢太郎 「嬌娜」
...これはあまりの曲解かもしれない...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...自分は折曲げて坐る足の痛さをも厭(いと)わず...
永井荷風 「銀座」
...間(まま)少シク曲折アリ...
永井荷風 「向嶋」
...「第九シンフォニー」「後期の四重奏曲」と共に...
野村胡堂 「楽聖物語」
...シャルパンティエ(Gustave Charpentier1860―1956)歌劇「ルイーズ」の作曲者...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一一曲者は四人まで縛られました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あツ」曲者は一刀の背で辛くも面をかこひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「曲者は、喜八郎に下手人の疑いを被せる積りだったのさ」「へェ?」「ところが肝甚の喜八郎は、百人町の百兵衛のところに泊って何んにも知らずに居る、――此部屋に寝て居たのは、この俺だったとは、あんなに知恵の逞(たくま)しい曲者にも気が付かなかったろうよ」「すると、親分、曲者は誰です」八五郎には、何が何やら、まだ呑込めません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...向う向いたまま編物をして居る――」「シ――ッ」二人の曲者(くせもの)は窓から五・六米(メートル)のところまで忍び寄りました...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...吉井勇氏の戯曲「一本腕と一本足」を見出したが...
牧野信一 「月評」
...その歌曲には馬のひづめの音や...
松永延造 「アリア人の孤独」
...ベートーヴェンのワルツによる三十三の変奏曲であった...
宮城道雄 「レコード夜話」
...もじもじしながら「曲り瀬のところです」と答えた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...相手に曲解をうけたのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...すこしも曲がった事はきらいな...
吉川英治 「人間山水図巻」
...近代は二百曲内外を以て普通とすることになつた...
和田萬吉 「父兄の方々に」
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