...今日は曙光を見るために早起きした...
...窓から曙光が差し込む景色がとても美しい...
...彼女の出現はまるで曙光のようだった...
...暗い時期を乗り越え、ようやく曙光が見えてきた...
...この戦いに勝利し、明るい曙光を迎えよう...
...日本に於ける最初の真実の革命の曙光がもはや遠からず地平の上に現はれると信じてゐる――否既に現はれてゐる...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...愛の神(エロス)は現在の上に吾人が今や曙光の自覚を有し始めつつある理想的様式を道徳的標準として課することなく依然として渾沌たる性的関係中より世界の改造を持続するであらうといふことを疑ふに都合よき何等の理由もないのである...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...春廼舎の『書生気質』や硯友社連の諸作と比べて『浮雲』が一頭(いっとう)地(ち)を挺(ぬき)んずる新興文芸の第一の曙光(しょこう)であるは争う事は出来ない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...「薔薇色の指もてる曙光神」「暗黒の悪魔に奪わるるも...
高木敏雄 「比較神話学」
...――昭和維新の曙光...
種田山頭火 「一草庵日記」
...新しい生活の曙光が射した...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そこから空の曙光が洩れて下層の雨の柱でも照らしたのではないかという想像もされなくはないが...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...はじめて今日の科学が曙光(しょこう)を現わしたと思われる...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...番紅花(さふらん)色の衣着る*曙光の神女エーオース...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...現在の闇黒と未来の曙光...
豊島与志雄 「性格を求む」
...その回復の曙光が...
豊島与志雄 「二つの途」
...十坪に足らぬ庭の面(おも)も元日の曙光(しょこう)を受けた時より鮮(あざや)かな活気を呈している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...さうしてそれは各町内へどんなに安手な近代の曙光を投げかけたことだつたらう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...進境を打開すべき曙光が全く認められないではあるまい...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...「――ようやく曙光(しょこう)を見ることができました」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...前途に耀々(ようよう)たる曙光(しょこう)がある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...大事の曙光(しょこう)に一抹(まつ)の黒き不安を捺(な)すってしまった! もし向後(こうご)渭山(いやま)の城に妖異のある場合はいよいよ家中の者に不吉を予感さするであろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この通り曙光は見えておる」と...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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